月の庵

月の庵つきのあん

経営者・後継者のための“人を活かす”感性哲学塾

源への旅

源への旅

先日、4月8日お釈迦様のお誕生日に、先祖代々の地である鹿児島へ。

私は「根源につながる理念・ビジョンづくり」の研修をしていますが、その中で、やはり原点を知ることは、これからのビジョンを描く上でとても重要なことだと実感します。

“どこから来て、どこへ行くのか”という人類の問いかけ

ショウペンハウアーは、「君が死んだ後には、君が生まれる前に君があったところのものに、君はなることだろう。」と述べています。

根源を知ること、根源につながることが、「いま何をすべきか」そして、「何に向かって歩むのか」、その大切な問いへ、何らかのヒントを与えてくれると思うのです。

会社であれば、創業者の想いとその軌跡を知ること、人であれば故郷の地に眠る先祖の想いに心を寄せること、その“祈り”に静かに心の耳を傾けること・・・。

桜島の雄大さ、どっしりと地底のマグマの熱エネルギーを蓄えて、噴火する様を瞼の裏に眺めつつ、

私の根源につながるエネルギーの爆発の地は何処だろうと、ゆっくりと心をゆらす春の旅となりました。