月の庵

月の庵つきのあん

経営者・後継者のための“人を活かす”感性哲学塾

どんな会社に人が集まるのか?若い社員の早期離職の原因とは?

どんな会社に人が集まるのか?若い社員の早期離職の原因とは?

先週は、①学生向けに就活セミナー②経営者向けに若者の早期離職の対策講座③2年目の社員向けによりよい人間関係づくりとビジョン研修、といった内容で講師として登壇しました。

 

こうして様々な角度から今の社会の課題テーマを観ることで、根本の問題は何か、といったことを考えさせられました。企業にとって、人材不足は今後より深刻なものとなり、よい社員に長く働き続けてもらえる会社にするには何をしたらいいか、といったテーマはさらに重要なものとなることでしょう。

 

もちろん、より給与や待遇の良い会社を選ぶ新卒社員の志向はあるものの、それが大企業には及ばない中小企業にとって、打ち出せる対策はどのようなものがあるのか?そのヒントは、社員全員の人間力を高め、やる気を産み出す〈哲学〉と、横のつながりを育てる〈3種のコミュニケーション〉にある、というのが、長年、経営者や若者たちとかかわり続けてきた私の結論です。

 

組織づくりのヒントは、

0・1・2・3 

0:起点・出発点・理念

「この会社は何のために存在するのか?出発点は?どのように社会を良くしているのか?経営者は、社員全員に熱く語っていますか?その言葉は社員の心に届いていますか?」

1:モチベーション・やる気の源・意志の力・ビジョン

「社員一人ひとりの中にある興味・関心・好奇心は何ですか?あなたの会社や事業に興味を持っていますか?心から欲するビジョンを社員は、会社は持っていますか?」

2:関係性・互いを認め合い、尊重し合う関係性

社員の短所だけが目に付いてイライラしていませんか?長所と短所、その両方を同時に観ることができますか?その長所で活躍できる場を社員に与えていますか?短所は、互いにフォローし合い、感謝し合っていますか?」

3:動き続ける組織であること

「問題はなくならない、問題は潜在能力を引き出すために現れている。問題についての意見や違和感を出せる安心感のある職場環境ですか?チームで課題解決をしていく話し合いができていますか?ファシリテーションの力をリーダーは持っていますか?」

 

経営者の根源につながる理念、目的、ビジョンづくりのコーチとして、また、社員のやる気を引き出し、よこのつながり・チームワークで互いに尊重し合い、助け合う関係づくりの研修と、新入社員もリーダーも互いの違和感や提案を出し続けてよりよい会社にしていこうとする団結力の在る会社へのロードマップをご一緒に作成し、最高のチームワークで最高の売上を達成するために共に伴走するコンサルタント・講師として、よりひろく力強く活動していこうと思いを新たにした建国記念日の夜。

 

会社が自分の最も活躍できる場だ、

最も能力が発揮できる場だと感じるようにしてやることが、

経営者の「人を活かす」仕事

                 感性論哲学