エンゲージメント向上と最高利益の関係
3年間、社員研修・コンサルティングでかかわった会社の50周年記念式典に来賓として招待して
いただきました。これまでの3年間の歩みを振り返り、感慨深いものがあります。
まず最初は、会社の理念づくりにかかわる、というところからでした。
現経営者との4ヶ月8回コースの理念・ビジョン創り1on1講座を実施、創業者の想いを受け継ぎ
自分軸とつながる会社の理念・ビジョンを描き出し、納得感のあるものが出来上がりました。
「自分が受けた講座を社員たちにも受けさせたい」というご依頼を頂き、引き続き企業研修へ。
1年目、まず社員全員の個別コンサルティングで興味・長所・価値観・強み・目標シート作成、
一人ひとりの社員とじっくり向き合う中で、現在抱えている課題の解決につながることも。
次に、哲学&対話力の研修を全社員に実施、人間力アップと互いに長所を認め短所を補完する
チーム力を醸成、様々な課題について、自分たちで解決案を見つける研修を実施しました。
また、自分の本心を、相手を尊重しつつ伝える対話法を学ぶことで、これまで抱えていた
ストレスが減少し、職場でも家庭内でも関係性がより良くなっていく効果が生まれました。
2年目は全社員で会社のビジョン創りを実施。まず、創業期の話を会長に公開インタビュー、
「これほど大変だったとは…自分たちは恵まれている」という気づきと感謝が社員に拡がり、
また、50年の歴史の中で、どのように新商品が生まれてきたのか、社長からヒストリー紹介、
あらためて今、取り扱っている商品に対しての愛情が湧いた、といった反応がありました。
その後、私たちの会社の存在意義、強みについて全員が考え発表、自分たちが生み出している
価値とは何かをみなが自覚し、会社への誇りが芽生え、さらに社会の課題、お客様の困りごと
について情報共有、今後、会社が目指す方向性、ビジョンをグループごとに話し合いました。
その時のみなさんの和気あいあいとした活気あふれる様子は今も目に焼き付いています。
2年目には「リーダー研修」も実施。部課長のグループ、主任・副主任の2グループに分かれ、
自分の役割は何か?自分軸とビジョンは何か?部下を育てる“人間力”と“対話力”を深めました。
リーダーの個人の軸を見出す個別コンサルティングを実施、私が30年間工夫を積み重ねてきた
<軸を見出す手法>で、リーダー自身の個性を引き出し、個々の人生ビジョンが誕生しました。
また、感性論哲学の『愛の実力』の講義を毎回実施、人を活かす“活人力”の育成を行いました。
また、禅や哲学の講義を通して「これまで一つの方向からしかものごとを見れていなかったが、
さまざまな角度から観る力がついた、視野が広がったといった」という声があがっていました。
3年目は、各部署ごとに2030年までのビジョンとその実現に向けたステップを話し合い決定し、
全体研修では、毎回会社が抱える課題をテーマに設定し、全員でのグループワークを行い、
“自分たちの課題は自分たち自身で考え、チームの力で解決していく”という組織のパワーを発揮
3年間、継続して人間力と対話力を高めてきた一人ひとりの力が統合され、組織力が向上し、
最終的に、3年間で売上が +3億、歴史上過去最高の売上、利益となりました。
50周年を迎え、社長はじめ、社員一人ひとりがいつも成長意欲を持って歩み続けてきた日々が、
素晴らしい結果につながったことを祝う良き日となりました。
3年間ご縁を頂きましたことを、心より感謝申し上げます。