これまで10年間かけて共同開発し、東大・筑波大・九大の大学院生に8年間実施してきたキャリアプログラム「アイデンティティ&ビジョンデザイン」の教育法を教育者の方へ伝授していますが、その最初の卒業生戸田実千子さんが、ネパールで授業を実施して大好評でした!
「月野先生もお連れして、一緒に授業をしたいです!」と言ってくださっていたのですが、私の愛媛大学の授業とほぼ同じ時期で、行くことは叶わず・・・その分、後方支援として、授業直前まで不安な部分へのフォローや現地からの質問にメールで即答し、私の持っているものをすべて戸田さんへ託しました!

戸田さんが、私のところに「キャリアデザインの授業方法を教えてほしい」と正式に依頼されてから4ヶ月間、授業の根底にある哲学・キャリアの考え方、アイデンティティ・自分軸の見つけ方、授業に使用したスライド、オリジナルワークシートとカード、インタビューやファシリテーションの方法、学生のやる気を生みだすための長年積み上げたコツなどを一つ一つ伝授していきました。特に<哲学>の内容は、ネパール出発前に私の説明を録音し、飛行機の中でも何度も繰り返し聴いて学ばれたそうです。現地では、予想を超えた様々な変更があり、その都度メールでやり取りをしながらアドバイスを送りつつ、最後は、戸田先生の長い日本語教師としての経験・スキル、学生を想う愛情とパワーで乗り切って、素晴らしい授業を届けてくれました!

受講した一人一人のネパールの若者たちの希望と感謝の言葉がたくさん込められた最終アンケートとビジョンシートを、先日の授業報告で戸田さんより頂きましたので、ご紹介します☆

※この授業に新た名前を付けるとしたら?という質問に、“自分のいのちを守る”と答えてくれた学生がいました。戸田さん曰く、「自分の本来の大切ないのちに対して、抑えつけたり、蓋をしたり、息苦しさを感じさせたりせずに、いのちがいきいきと発現できるように生きることにつながる授業、という意味かな、と感じて感動しました!」と、伝えてくれました。それを聴いて、私自身もとても感動しました。

<いのちを守る授業>  素敵なネーミングをありがとう!

●アンケートより

「将来何をやりたいかが授業を受ける前は全然わからなかったのですが、今は何をやりたいかわかりました」

「今、この時期に授業を受けられてとてもうれしいです。自分が何をやりたいのか、そのアイディアが生まれました」

「自分は何が好きか、どんな仕事がやりたいか学びました」「本当にやりたい仕事が見つかりました」

「日本に行って大学で何を勉強したらいいかわからなかったのですが、この授業を受けて何を勉強するか決めることができました」

「将来の自分の夢を叶える力をもらった」「今後はビジョンにターゲットを絞って、ビジョンに向かっていきます!」

「授業を受ける前にいろんな問題がありましたが、授業を受けた後は、それらの問題をどうやって解決するか、ビジョンを変えずに自分の未来への道を歩き続けることへ気持ちが変化しました」

「こんなにキャリアをつくるために良い授業に出られるとは考えていませんでした。たくさん学ぶことができました」

「4日間の授業を受けて、自分が何が好きで何が得意か、自分のためにどちらがよい仕事かを知りました。家族と自分の夢の大切さを知りました」

「将来なりたいことについて、こんなに具体的な勉強ができてうれしかった」

「受けた後は将来の道がはっきり見えてきました。自分の目的に集中して、ビジョンの方に進みます」

「他の学生たちにも授業を受けてもらいたい」

「自分は何を目指し、どんな道を歩めばいいのかわからない人に受けてもらえたらいいと思う」

「自分の夢を実現したい人に受けてほしいです」

●ビジョンシートより

「日本でファッションデザインについて学び、ネパールに大学を創りたい。そして、ネパールの大学で、ファッションデザイナーとして、世界へチャレンジできるように現状を変えたい!」

「ネパールの観光センターを作り、ネパールの古いお寺や歴史、美しい場所をプレゼンテーションしてネパールが好きな人を増やしたい、そして、ネパールの経済の発展により、観光客とネパール人の笑顔を増やしたい」

「ネパールでは音楽は趣味という考え方があるが、それを変えたい。オリジナリティを発揮して音楽を作り、自己成長する喜びを伝えたい、そのチャンスを与えたい」

「教え子たちが大人になって、自分の人生がよい方へ変わった、という言葉をききたい。そのために、子どもにとっていいこと(文化やよい習慣など)を伝えていきたい」

「やりたいことをあきらめずにチャレンジできる、目指していることをおいかけることができるように心を動かしたい」

「学校を創りたい、ネパールには仕事があっても学ぶ学校があまりない、お金がないために学ぶことができない人がいる、学ぶ機会が増え豊かな世界にしたい」

「自然が私たちのいのちだから、自然は壊さないように、企業・政治・教育・民族の対立なとにより自然が壊されている、世界中が平和になって差別をなくしていく、会社を創りたい」