鳥取に生まれた新しい中高一貫校、青翔開智へ出向き、高校生のための「アイデンティティ&ビジョンデザイン」ワークショップを実施してきました。
 高校1.2年生は、将来の進路を選択するためのなんらかの手がかりが必要であるのに、自分は何が好きで、何が得意で、どんなことを大切にしたいと思っているのか、日頃じっくりと見つめる時間がない、そんな彼らのために、一日とことん自分をみつめ、それを書き出し、人に伝え、周りから刺激を受けとる、という体験をしてもらおうと、このワークショップを企画しました。
集まったのは43名の高校1~2年生たち、その内9名は、島根の開星高校からバスで駆けつけてくれました。
5人の先生も飛び入りで参加し、5時間のワークショップが始まりました。「好きなものマップの作成」からスタートし、「能力」「価値観」「自分の軸」「社会への違和感」、そして最後は、各グループの代表者による「ビジョン発表」。自分の中の価値観をもとに、社会でどんなことをやっていきたいかを真剣に語る一人ひとりの言葉に、聴いていた先生方、そして生徒たちみなが深くうなずき、共感し、感動がひろがっていく素晴らしい時間でした。日頃生徒たちと深く接している先生たちですら、「生徒がこんなことを考えていたとは知らなかった」と驚きの声を上げていました。
「将来したいことが明確になったので、これからがんばっていきたい。全国の高校生に同じことをしてほしいです。」というアンケートの言葉に、何をしたいかが見えず苦しんだ高校時代、このような機会がほしかったという自分自身の想いから、私はこのような研修・授業を始めたのだった…とあらためて思い返しました。東大・九大・筑波大、福井大、愛媛大の大学院と、いくつかの企業でもこのワークショップを行っていますが、「もっと早い時期にこの研修を受けたかった」という声もよく聞きます。
今、将来が見えず、自分がどんな人間かよくわからずに、進路の選択を迫られて迷っている全国の高校生たちへ、ぜひ届けていきたいと思います。
 ※今回の研修は5.非常に役に立つ、4.役に立つ、と答えた生徒は全体の85%でした。以下、アンケートより抜粋。
●自分の本当に好きなものがわかりました。●自分の中で一番大切なものは何かということをあまり考えたことがなかったのでいい機会だった。●いろんな人の価値観を知れた。●自分について再発見できてよかった。●自覚していない自分の興味を持つ法則がわかった。●心にグッとくる言葉が胸に突き刺さった。●人生っていいなとあらためて感じた。●ディスカッションができて楽しかったです。●自分のビジョンがくっきり見えた。●自分の将来について深く考えて、自分を見つめることができてよかった。●人に伝えるおもしろさが分かった。●他の人のビジョンを知ることができてとてもおもしろかった。みんなすごかったです。●新しい自分が知れてよかった。●自分の将来を見つけるためにどのようにして考え出すかという作業をたった短い時間でできたことがすごいと思った。この考え方を今後の将来を決める材料として使っていきたいと思います。●進路についてすごく悩んでいたので本当にためになりました。ありがとうございました。