令和元年10月8日、福岡県公立中学校教頭会にて講演させていただきました。
テーマは「ストレスをためない対話法 ~自分と相手のちがいを活かすコミュニケーション~」

1. アサーションで内と外を一致させる 2. 相手への見方を変える 3. 対立への考え方を変える
という3つの話と、最後に“目的を共有して、ちがいを活かす” “自己の根源との対話”ということをお伝えしました。

「アサーション」では、人は皆考え方や感じ方が異なることを前提に、良い・悪い、勝ち・負け、正しい・まちがいという視点で話すのではなく、互いの本心を素直に伝え合うことから共に新たなものを創造していく対話の積み重ねの重要性をお伝えしました。

また、「怒り」は悪いもの、としてフタをするのではなく、怒りになる前の小さなエッという驚きの時点で相手にたずねてみると実は誤解だったり、価値観の違いの背景を確かめ合えるので大きな衝突に至らない、怒りは第二感情、第一感情である「がっかり、無力感、失望、大切にされていないことへのかなしさ」など本当の気持ちを素直に伝えることが大事ということなどをお伝えしました。

「相手への見方を変える」では、人間への視点を変化させて、長所と短所の両面を見ることで、その中心にあるその人の特徴や素晴らしさを見出すこと、すると相手は自分を認められたという自信が生まれて、自分を変化させることへの怖さがなくなり柔軟に対応する力がついてくる、という話をしました。

「対立への考え方を変える」では、感性論哲学の考え方を元に、①考え方が違うから対立する ②違いが生まれる原因、相手が自分と異なる経験や学び、人との出会いがあったから、考え方が違う ③人間が成長するためには、自分にないものを相手から学び取る必要がある つまり対立とは自分が成長するために学び取らなければならないものを持っている人間が誰であるかを教えてくれている、ということをお伝えしました。

また、「合理的に考えてこちらが正しい、だから相手が間違っている」という考え方が実は世界の争いの元にあること、世界は合理的なものだけでできているわけではないこと、私たちは謙虚な理性を持ち、正しさの主張による争いから脱却する必要があることなどをお伝えしました。

学校に関わる様々な立場の異なる人同士が、子どものよりよい成長を願うという一つの目的に向かい、互いのちがいをどうやって活かしあい協力し合えるか・・・、それをみなさんが考えるきっかけとなりましたらと願いつつ、最後に“自己の根源との対話”の大切さをお伝えしました。

このような貴重な機会をいただきましたことを、心より感謝申し上げます。

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